「通帳も保険も全部自分で管理してるし、家族もいないから大丈夫」
そう思っていても、もしもの時に誰が財産を管理・処分してくれるのかを決めていなければ、残された人や施設が困ってしまうことも…。
この記事では、おひとり様が安心して老後を迎えるための『財産管理』について、やさしく解説します。
財産管理って何をすればいいの?
財産管理とは、自分のお金や不動産、保険などの資産を、きちんと把握し、将来どうするかを決めておくことです。
特に以下のような財産が対象になります:
- 銀行口座・預金
- 保険(生命保険・医療保険など)
- 有価証券(株・投資信託)
- 不動産(土地・マンションなど)
- 年金・給付金
- デジタル資産(ネット銀行・ポイント・ID)
財産管理の方法|比較表
方法 | 特徴 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
エンディングノート | 資産の情報をまとめておける | 自分の意思を簡単に残せる | 法的効力はない |
財産目録の作成 | 資産の一覧を作成・保管 | 家族や支援者が管理しやすくなる | 定期的な更新が必要 |
信託契約 | 信頼できる人や金融機関に資産を託す | 法的に強く、安全性が高い | 手数料がかかる |
任意後見契約 | 将来の代理人を決めておく | 判断能力が低下しても安心 | 公正証書の作成が必要 |
こんなトラブルが起こる前に…
◆ 例1:口座が凍結され、施設費が払えない
亡くなった後、家族が通帳の場所や暗証番号を知らず、銀行口座が凍結されたまま施設費の支払いが滞ってしまった。
◆ 例2:不動産の名義変更ができず空き家に
遺言もなく、不動産の所有者が亡くなった後、相続人間で話し合いがまとまらず、不動産は長期間放置され空き家に。
今すぐできる3つの準備
- 財産目録を作る
通帳・証券・保険などの一覧を書き出す - 誰に託すかを考える
頼れる親族・専門家をリストアップ - 専門家に相談する
司法書士や信託銀行に相談してみる
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まとめ|“誰にも迷惑をかけない”財産管理を
お金や不動産のことは、元気なうちに整理しておくことで、自分も安心して生活でき、周囲への負担も減らせます。
ひとりでも、備えることで自由に選べる老後を実現できます。
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