こんにちは。
家族のために、そろそろ「遺言書」を…と考え始めた方もいるのではないでしょうか?
「遺言書って、どんな種類があるの?」
「書いておかないと、何か困ることがあるのかな?」
今回は、はじめて遺言書を考える方に向けて、種類ごとの特徴や作り方、そして実際にあったトラブル例も交えながら、わかりやすくご紹介します。
遺言書はなぜ必要なの?
遺言書とは、自分の財産や想いを、残された家族にしっかりと伝えるための大切な文書です。
もし遺言書がなかったら――
家族が遺産分けでもめてしまったり、預金や不動産の手続きが進まなかったり…意外と「困ったこと」が起きやすいんです。
特に最近は、再婚家庭やおひとりさま世帯も増えています。だからこそ、「自分の言葉」でしっかり伝える準備をしておくことが大切なんです。
遺言書の主な種類は3つ
それぞれの特徴を、比較表にまとめてみました。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 費用 | 家庭裁判所の検認 |
---|---|---|---|---|---|
公正証書遺言 | 公証人と証人の立会いで作成 原本は公証役場に保管 | 法的に安心 検認不要 紛失・改ざんの心配なし | 費用がかかる 証人2人が必要 | 数万円程度 | 不要 |
自筆証書遺言 | 全文を自筆で書く 形式に厳格なルールあり | 費用ゼロで作成可能 自宅で手軽に作れる | ミスがあると無効に 紛失・改ざんのリスク 検認が必要 | 無料 | 必要 |
自筆証書遺言(法務局保管) | 自筆証書を法務局に提出して保管 | 紛失・改ざんのリスクがない 検認が不要 | 法務局へ出向く必要あり 手続きがやや複雑 | 数千円程度 | 不要 |
実際にあったトラブル事例
自筆証書遺言が無効に…
70代の男性が自宅で自筆証書遺言を作成。
でも、肝心の「日付」が抜けていたため、家庭裁判所で無効と判断されてしまったケースがありました。
家族は「本人の意思がわかっているのに…」とショックを受けたそうです。
遺言書がなかったことで泥沼相続に
ある三兄弟の家庭では、父親が遺言書を残さずに急死。
兄が財産を多く相続したいと主張し、話し合いは2年以上も長引いてしまいました。
「ちゃんと書いておいてくれたら…」と、家族が何度も嘆いたそうです。
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まとめ|遺言書は「家族へのやさしい手紙」
遺言書を書くのは、決して難しいことではありません。
誰でも、今日から少しずつ始められる「家族への優しさ」なんです。
「自分に万が一があっても、家族が困らないように」
「想いをしっかり伝えたい」
そんな気持ちがある方は、まずはどんな遺言書にするか、考えるところからスタートしてみてくださいね。
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