エンディングノートは、ただのメモではなく、
“あなたの暮らしと家族の安心をつなぐ大切な記録”です。
特にお金のことは、しっかり整理しておくと家族の負担を減らせます。
1. まずは全体を把握する
エンディングノートに書く前に、自分の資産と負債を整理しておくとスムーズです。
- 銀行口座、預貯金の種類と場所
- クレジットカードや電子マネーの残高
- 保険や年金、ローンや借入金
- 有価証券や投資信託などの資産
「分からないものは無理に書かない」ことも大切。後で調べて追記すれば大丈夫です。
2. 家族や信頼できる人に伝える
ノートに書くだけでは安心できません。
信頼できる家族や友人に「ここに書いてある」と知らせておくことが大切です。
また、口座や契約の保管場所も明確にしておくと、家族が迷わずに手続きできます。
3. 個人情報は慎重に管理
エンディングノートには、金融機関の口座番号やカード情報など敏感な情報も含まれます。
書きっぱなしではなく、安全な場所に保管しましょう。
・自宅の鍵付き引き出しや金庫
・信頼できる家族に預ける
・パスワード管理アプリで保管(デジタルの場合)
4. 書くときのポイント
- 簡潔に、分かりやすく書く
- 「誰がどう手続きをするか」を明確にする
- 変動する情報(残高や保険内容)は時々見直す
まとめ:小さな工夫で大きな安心
お金のことは、家族にとっても自分にとっても敏感なテーマです。
でも、整理して書いておくことで、心の負担を減らすことができます。
無理に完璧に書く必要はありません。今日できる範囲から、少しずつ整えていきましょう。
次回はシリーズ第6弾、「身近な契約を“信頼できる人に託す”仕組み―死後事務委任と信託の違い」です。
お金や契約の整理をさらに安心につなげる方法を見ていきます。

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