「老後のことを考えると、ちょっと不安になる」
そんな風に思ったのは、60代を迎えてからでした。
子どももおらず、パートナーもいない。
兄弟は遠方に住み、気軽に頼れる存在ではありません。
「もしも病気になったら?倒れたら?亡くなった後は?」
そんな“ひとり老後”の現実が、現実味を帯びてきたのです。
「家族がいない老後」って、どうすればいい?
最近では、ひとり暮らしで老後を迎える方が増えています。
その理由は、未婚化や核家族化、離別などさまざま。
「家族に迷惑をかけたくない」と思う反面、
いざというときに頼れる人がいない現実に、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
甥や姪には頼りにくい現実
自分に近しい家族がいない場合、つい「甥や姪がいるから…」と思ってしまいがちですが、
実際に介護や入院手続きなどをお願いするのは心理的にも難しいもの。
「おじ(おば)のことまでは見られない」
そう思われてしまう前に、自分で備えることが大切です。
安心のためにできる3つの備え
- 身元保証サービスの活用
- 死後事務委任契約で葬儀や手続きを任せる
- エンディングノートで希望を「見える化」
身元保証サービス
入院や施設入所に必要な保証人がいないと、サービスを受けられないことも。
そんなときに心強いのが、身元保証サービスです。
死後事務委任契約
亡くなったあとの届出・葬儀・遺品整理などを
信頼できる第三者にお願いできる契約です。
契約しておくことで、「最期までひとりで大丈夫」という安心につながります。
エンディングノート
自分の希望や想いを書き留めておくことで、「自分らしい最期」を叶えることができます。
“頼れない”ではなく、“選べる”時代へ
今は、家族がいなくても備えられる時代です。
「ひとり」であることを不安に感じるのではなく、
自分のための準備を“自分で選べる自由”ととらえてみませんか?
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